マニュアルの用紙サイズ

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用途・印刷方法などによって、最適な用紙サイズを使い分けましょう。
取扱説明書は家庭で読む、組立説明書は施工現場で読む、など読まれるシーンを想定すると選びやすくなります。
コピー用紙はA4サイズが多いため、社内印刷する場合はA4が使いやすいと思います。
迷った場合、各用途共通して使いやすい「A4サイズ」をおすすめします。

■用紙サイズと用語■
A5:148×210mm
A4:210×297mm(最も使われるサイズ、コピー用紙など)
A3:297×420mm
A2:420×594mm
A1:594×841mm
冊子:1ページ以上のもの、中綴じ(ホチキス止め製本)、無線綴じ(糊付け製本)など
ペラ:1枚のもの、折をつけたもの(二つ折り、四つ折り)

取扱説明書 の用紙サイズ

A5(冊子)ハンドリング重視の場合。
版面が小さいためページ数が多くなりコストが高くなる。
ページごとに内容をまとめて記載すると検索性が良く必要な情報へのアクセスが早い。
A4(冊子)ページごとに内容をまとめて記載すると検索性が良く必要な情報へのアクセスが早い。
他説明書もA4を使用していることが多く、家庭での保存もしやすい。
A3(ペラ)印刷コストを抑えられる。
拡張性がなくページ増が見込まれる場合は不向き。
A2・A1
(ペラ)
サイズが大きいため広げにくい。
視線誘導が難しい・検索性もよくないのでエンドユーザーに手順を伝えるには不向き。
その他
(ポケットサイズ)
製品梱包が小さい場合。
用紙の無駄が多く、版面が小さいためページ数が多くなりコストが高くなる。

組立説明書・施工要領書 の用紙サイズ

A5(冊子)ハンドリング重視の場合。
版面が小さいためページ数が多くなりコストが高くなる。
ページごとに内容をまとめて記載すると検索性が良く必要な情報へのアクセスが早い。
A4(冊子)ページごとに内容をまとめて記載すると検索性が良く必要な情報へのアクセスが早い。
全ページ印刷ではなく必要なページのみプリントアウトして使う方法もオススメ。ページ追加可能。
A3(ペラ)一目で工程が見渡せるので設置業者の指示が高い。
ページをめくる手間がなく作業中に手を離せなくても確認できて重宝する。
A2・A1
(ペラ)
一目で工程が見渡せるので設置業者の指示が高い。
ページをめくる手間がなく作業中に手を離せなくても確認できて重宝する。
その他
(ポケットサイズ)
版面が小さく、ページをめくる動作が多くなるので、組み立てをしながら確認するには不向き。

操作・アフター・社内・教育マニュアル の用紙サイズ

A5(冊子)ハンドリング重視の場合。
版面が小さいためページ数が多くなりコストが高くなる。
ページごとに内容をまとめて記載すると検索性が良く必要な情報へのアクセスが早い。
社内資料としてはコストが高い。
A4(冊子)社内出力・オンデマンド印刷に向いている。ページ追加可能。
ページごとに内容をまとめて記載すると検索性が良く必要な情報へのアクセスが早い。
A3(ペラ)社内出力・オンデマンド印刷に向いているが、拡張性がなくページ増加が見込まれる場合は不向き。
A2・A1
(ペラ)
サイズが大きいため社内出力対応ができない。
広げにくい・視線誘導が難しい・検索性もよくないので手順などは伝えにくい。
その他
(ポケットサイズ)
ポケットサイズで常に携帯が必須の場合。
用紙の無駄が多く、版面が小さいためページ数が多くなりコストが高くなる。

用途・印刷方法別に用紙サイズをご紹介しました。
最適な用紙を選んで、みやすいマニュアルを制作してください。

中綴じ冊子(用紙を半分に折り、中央をホチキス止めした冊子)を作成する場合は、4ページ単位でページを増やします。ページ数が4の倍数になるように注意してください。
末尾にメモのがある冊子をご存じの方もいらっしゃると思います。1ページ余った場合は、メモなどで空きを調整してみてください。
(例:8ページ、12ページ、16ページ、20ページ)