取扱説明書やマニュアルを読む人はどれくらいいるのでしょうか?
第1章では、一般の調査結果から取扱説明書・マニュアルの現状についてお伝えします。
取扱説明書の役割とは?
製品の使用に慣れていなかったり、使用方法が難しいもの、また、世間に使用方法が浸透していない最新の製品などは、特に使用方法を理解していないと大きな事故やケガにつながる恐れがあります。
取扱説明書は、事故を未然に防ぎ、使用する人を守る為にも、製品の取扱説明書は重要な役割を担っています。
また、被害者を守る為の「PL法」も施行されています。
PL(注意警告)の記載方法
PLの記載方法を掲載しています。
どれくらいの割合で読まれている?
一般では、どれくらいの人が取扱説明書をしっかりと読んでいるのでしょうか?
マニュアルや取扱説明書を読む人の割合は全体の約33%、読まない人の割合は全体の約67%、となっており、グラフを見るとマニュアルや取扱説明書を半数以上の人が読まないといった傾向にあります。
なぜ取扱説明書を読まない?
なぜ取扱説明書を読まない割合が多いのでしょうか?
マニュアルや取扱説明書を読まない理由としては…
文字の多さ、使いずらさ、専門的な要素への苦手意識が読まない原因で、ユーザーは取扱説明書やマニュアルから距離を感じていることが分かります。
また、製品を購入した際、「読まなくても使える」と思うことはあると思います。
しかし、安全に使用してもらう為にも取扱説明書の中には「注意して頂きたい項目」など記載されているので、一度目を通してもらいたいです。
初めにお伝えしたように、取扱説明書はユーザーを危険から守るためでもあります。ユーザーに読んでもらうことができる取扱説明書づくりが必要になってきます。